季節のお話5〜山茶始開:吉野ヶ里町のサザンカ

11月7日は立冬.そして七十二候「山茶始開」が始まります.「つばきはじめてひらく」と読みますが,この山茶はサザンカのことだそうです.

クリニック予定地から東に吉野ヶ里公園を目指し,そこから北上するとサザンカ(山茶花)自生地があります.
車で45分程でしょうか.
または東脊振ICから北に15分くらい.

山茶花自生地としては山口県と並び日本の北限だそうです.
山全体に真っ白な山茶花の花が咲いて,とても綺麗です.白一色なのが清楚で幻想的でした.


旅する蝶アサギマダラの羽休め地としても知られているということでした.

栄西禅師が中国から持ってこられた茶種を日本で初めて植えられたのは,ここ脊振山麓.それは,この山茶花自生地があったことが大きな要因だったとも言われています.茶の仲間である山茶花がこんなに元気に栄えているから,外来の茶も無事に育つだろうと思われたんですね.



自生地は舗装した道路が伸びていますが,細くて車で行くとUターンが難しいです.近くの道の駅でお買い物をしたついでに車をそこに置いて遊歩道を登りました.
細くて急な石段を約3分.結構きつい階段でした.
頑張ったご褒美に,山一面の白い山茶花の林がお出迎えしてくれました.


段々寒さが増してきましたね.風邪など体調不良にお気をつけください. (🦋)