夜尿症の治療～アラーム療法～

アラーム療法は成功率50～70％とされ、イギリスなどでは第一選択の治療法です。

具体的にはアラーム機器の電極を、おねしょで濡れるパンツやおむつの部分に着けて寝かせます。おねしょをしたらアラームが鳴って、教えてくれます。

子どもがすぐに起きることは少ないので、親が近くに寝て、起こしてあげてください。失敗した下着を着替えさせ、トイレで排尿をさせて寝かせてください。

これを最低2～3か月行うことで、子どもの覚醒反応を促し、睡眠中の膀胱容量を増やして、おしっこをためることができるようになります。

しかしいつアラームが鳴るのかわからないですし、子どもはなかなか覚醒できません。そのため親御様の負担が多い治療になります。

当院ではアラーム機器の貸し出しをしており、実際に治療が可能かを十分に話し合って実施しています。