自粛期間における癒しのひととき−1
2020年は、新型コロナウイルス(COVID-19)に生活をすっかり変えられてしまいましたね。
4月16日から5月25日の緊急事態宣言では、人が集まる場所やレジャーが閉鎖されました。
その後も「不要不急の外出」を避けていましたし、現在も「3蜜をさける」生活が続いています。
自粛期間は大変ストレスでしたが、ちょっとした「癒しの時間」をもつことで耐えられたような気がします。
今年の5月大型連休は、見頃の藤棚で藤を刈っている!とのニュースが流れていました。「人が集まるといけない」という理由からでした。
その日、「連休中なのでおいしい物を買って自宅で食べよう!」と自家用車で唐津に向かいました。「食材の買い物だから不要不急じゃないよね?」「佐賀県内だから良いよね!」と言い訳しているところが、すでに普通の生活ではなくなっていました。
唐津に到着し、ふと唐津城を見上げ、唐津城、舞鶴公園の藤はどうなっているのだろう?と疑問。開いているのか、登れるかも分からないまま行ってみたら、わずかに自動車がある。汗をかきかき登ったら、石段の先にきれいな藤棚がみえるではありませんか。周りに人はわずかで、静かに咲き誇る藤が悠然と棚から下がっていました。
私が小さい頃は、家族でお弁当を持って見に来ました。父がお酒を楽しそうに飲んでいた風景や、アブに刺されて泣いたことも思い出しました。大型連休の時期は人が多いため、最近はほとんど来ていなかった藤棚。
新型コロナウイルスでつらい日々でしたが、ふと立ち寄った舞鶴公園の藤に心を満たされました。
もちろんその夜は、唐津の直売所で買った魚で、お腹も満たされたのでした・・・。