クリニックを開院するということは,大学病院の医師を辞めるということで,今まで担当してきた患者さんとのお別れの日々でもあります.
腎疾患という病気,そして,大学病院という医療機関から,長い年月担当している患者さんが多く,乳幼児期から少年期・青年期まで治療を受け持つ患者さんも稀ではありません.
先日,生まれてすぐの頃から担当してきた4歳の患者ちゃんが似顔絵を贈ってくれました.ありがとう.これからも治療頑張ってね.

 


小学生の頃から担当してきた22歳の患者君.彼は少年時代に絵画で賞を貰いました.この絵葉書がその絵です.表彰式で常陸宮殿下にお会いした時のことを話してくれたのを思い出します.

大病院でないと治療が難しい病状の患者さんとは,寂しいけれどお別れです.
でも,中には
「病気になったら先生のクリニックに行くね.大和インターの近くに建設中のとんがり屋根の病院でしょ.」
と言ってくれる子もいました.


病気はしないに越したことはないけれど,何かの折にまた君のお役にたてるなら嬉しいよ. (🦋)