季節のお話18〜国道263号沿いの紫陽花

クリニック予定地から三瀬村方面へと北上する国道263号線の途中に紫陽花が植えられています.地元の方々の丹精でしょうか.青系,赤系,ガクアジサイ,ホンアジサイと多様な花々を車窓から楽しめます.

紫陽花はアジア原産だそうで,ガクアジサイは房総半島辺り,九州はヤマアジサイが自生していました.西洋に渡って里帰りした園芸種は西洋アジサイと呼ぶのですね.


土壌の性質によって花の色が赤系か青系に変化するのは有名で,小学生時代の理科の実験を思い出します.でも,白い紫陽花はどんな場所でも白く咲くのだそうです.

 

紫陽花の一部の品種には毒があり,口にするのは危ないのですが,品種によっては漢方薬として使用されており,現在も研究が進められているということです.

 


紫陽花の学名はHydrangea L=水の器.梅雨に濡れる花木を連想させる綺麗な名前ですね.

本日7月2日は七十二候の半夏生.半夏と言う毒性があるけれど生薬にもなる草が生えだす季節で,田植えを終える目安の時期. (🦋)