季節のお話33〜高傳寺の名残の梅

ここ数日最高気温が20℃を超えるようになりましたね.
良いお天気だった土曜日に,旧佐賀藩主鍋島家の菩提寺である高傳寺に梅のお花見に行きました.
高傳寺はクリニックから車で南西に30分程の本庄町にあります.佐賀大学本庄キャンパスの近くです.

 


見頃は2月中旬なのですが,毎年その頃は仕事が立て込んで旬を見過ごしてしまいます.
今年も紅梅白梅は終わっていて残念でした.ですが,ピンクの梅が満開.樹齢400年の「霊徳寿梅」も見事でした.

 


此処は歴代の龍造寺・鍋島のお墓や慰霊塔を包み込むように梅が咲き誇ります.
明治10年に直大候が散在していた両家のお墓を此処に集めて改修整備したのだそうです.
龍造寺最後の当主政家公の慰霊塔が最も大きいことに,両家の因縁を感じます.

 


でも,直大候のお父上,幕末の名君である閑叟公は,避暑地であった現在の大和町春日地区を愛されて,閑叟公以降の鍋島さんは春日御墓所に永眠なさっています.クリニックのちょっと北です. (🦋)