季節のお話8〜有田町の大公孫樹

クリニック予定地から西へ車で約1時間で有田町に着きます.
先日の三連休は秋の磁器祭でした.春の陶器市は新型コロナの為に中止でしたから,秋の開催は嬉しいことでした.
この時期,有田町には至る所の煙突にサンタさんが登っています.煙突のないアリタセラでは屋根や街路樹に出没でした.


泉山弁財天神社境内の大公孫樹(おおいちょう)は樹齢1000年,樹高40Mの国指定天然記念物.美しい金色の葉が何千と輝いて圧巻でした.
江戸時代はこの大木の下に磁器の持ち出し等を監視する番屋がありました.有田の歴史をずっと見てきた木なんですね.

秋の味覚銀杏(ぎんなん)は美味しいですが中毒になることで知られており「年の数以上は食べてはいけない」と言い習わされています.
中毒になるのは大人より幼児の方が多いそうで,小児は7粒以下,大人は40粒以下に止めておいたほうがいいとも言われているようですね.

イチョウの学名Ginkgo の語源は日本語の銀杏なんだとか.出島の南蛮貿易の賜物みたいですよ.当時西洋のイチョウは絶滅していたんだそうです.

帰路多久市の西渓公園に寄りましたが,紅葉はもう時期を過ぎていて,過ぎゆく秋を感じました.

これからどんどん寒くなりますね. (🦋)