遺跡試掘調査を行いました
9月11日台風一過まもない日に、クリニック建築予定地の遺跡発掘調査を行いました。
「遺跡の上にクリニックを建てるつもり?」って思いますよね。
大和町は、佐賀市の中でも歴史的遺産が多く、縄文時代や弥生時代の石器や土器が発見されることが知られています。川上地区久留間には弥生時代の遺跡があります。
クリニック建設予定地の尼寺南小路からも広形銅戈や甕棺が出土したことがあるそうです。
そのため建築前には遺跡の試掘調査が義務付けられていますので、佐賀市役所の方に調査をお願いしました。
シャベルカーで掘り始めて、すぐに鼠色の物体。「でた〜!!」と思ったら、以前建っていた工場の配管でしたー。
気を取り直して、シャベルカーの高等技術で少しずつ削るように掘ってもらったところ、何と!本物が出てきました。土器の破片と石斧ということでした。
少なくとも建築予定地は、ずっと以前に別の人が住んでいて、1mくらい下はその遺跡なのだと分かりました。
予定しているクリニックは木造のため深くは掘り下げませんので、遺跡を破壊することはありません。
ただ今回の調査で、土地の由来として古代以前からの歴史に思いを馳せるとともに、クリニックを建てさせていただくことに感謝しました。