季節のお話4〜東よか干潟のシチメンソウ

フリーペーパーにシチメンソウの記事が載っていたので,東よか干潟に行ってきました.クリニック予定地から車でどんどん南下して45分位のところです.
佐賀市やボランティアさん方の努力の成果で3年振りに復活したシチメンソウが綺麗でした.
真っ赤な色が七面鳥のようなので七面草という名がつけられたのですって.

シチメンソウは有明海沿岸でしか見られない絶滅危惧Ⅱ類種の塩生植物.以前は諫早湾に最大の群落があったのですが,干拓事業で消失してしまい,今は東与賀が日本最大の群落とのことです.

流石ラムサール条約湿地.シギやチドリなど渡り鳥の飛来も日本一だそうです.
残念ながら鳥は見られませんでしたが,シオマネキやトビハゼが沢山.近づくとすぐ穴に隠れてしまい,それも可愛らしかったです.

干潟には石段を降りて行くので,車椅子やベビーカーでは難しいと思いますが,最近オープンしたビジターセンター「ひがさす」にはエレベーターで行ける展望室があるので,そこから干潟全体を眺めるのも良かったです.
ビジターセンターには紹介映像やシオマネキの標本やワラスボの骨格などがあって,生き物好きには楽しいところだと思います.
可愛いカフェには「今日見られる渡り鳥」が提示してありました.

今年は新型コロナのためシチメンソウ祭も夜間ライトアップも中止だそうですが,シチメンソウは11月初旬まで見頃だそうです. (🦋)